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QUICPayとは?2万円の上限とQUICPay+の違い|iD・タッチ決済との違い、スマホでの使い方

QUICPayとは?2万円の上限とQUICPay+の違い 電子マネー

レジで「クイックペイで」と伝えて、カードやスマホをかざして支払うQUICPay(クイックペイ)。「JCBのカードをApple Payに入れたら、QUICPayになっていた」という方も多いと思います。でも、「QUICPay+って何?」「2万円をこえると使えないの?」「iDやタッチ決済と何が違うの?」と、分かりにくいところも多い支払い方です。

この記事では、QUICPayのしくみと、QUICPayとQUICPay+(クイックペイプラス)の違い、1回に支払える金額の考え方、iD・タッチ決済との違いを、なるべくふだんの言葉でまとめました。スマホへの入れ方と、関西のスーパーで使えるお店も紹介します。

先に結論です

  • QUICPayは、JCBが運営している電子マネーです。QUICPayのマークがあるレジで「クイックペイで」と伝えて、カードかスマホをかざします
  • カード型・キーホルダー型のQUICPayは、1回2万円までです
  • Apple Pay・Google Payで使うのはQUICPay+。上限はカード会社が決めていて、2万円をこえる支払いはQUICPay+のマークがあるお店でできます
  • 暗証番号やサインは要りません。スマホでは顔・指紋などで本人を確かめます(大きな金額で暗証番号を入れるiDとは、ここが違います)
  • スマホに入れたときにQUICPayになるかiDになるかは、カード会社によって決まっています。JCBのカード・楽天カード・セゾンカードなどはQUICPayになることが多いです
  • 関西のスーパーでは、なにとくで調べている56チェーンのうち30チェーンで使えます(ライフ・関西スーパー・サンディは使えません)

よく行くお店で、お得な支払い方は?
お店と支払い方を選ぶだけの、かんたん診断 →

QUICPayとは?

QUICPayは、JCBが運営している電子マネーです。2005年に始まり、カードやスマホをレジの読み取り機にかざすだけで支払えます。JCBのカードだけでなく、ほかのブランドのカード(クレジット・デビット・プリペイド)でも使えます。

QUICPayでは、チャージは要りません。支払った分は、つながっているカードの利用分として引き落とされます。つまり、QUICPayはカードで支払うための「かざす入口」のようなもの、と考えると分かりやすいと思います。

QUICPayが使える場所は、全国で358万台以上です(2025年9月末時点、JCBの案内より)。コンビニ・スーパー・ドラッグストア・飲食店など、身近なお店で広く使えます。

QUICPayとQUICPay+(クイックペイプラス)

QUICPayには、QUICPayとQUICPay+の2つがあります。JCBの案内では、サービスの中身や使い方は「ほぼ同じ」で、QUICPay+のほうが便利になっている、と説明されています。

QUICPay QUICPay+
持ち方 カード型・キーホルダー型 Apple Pay・Google Pay(スマホ)
1回に支払える金額 2万円まで カード会社が決めた上限まで
つながるカード クレジットカード クレジット・デビット・プリペイド
使えるお店 QUICPayのマークのお店 2万円をこえる支払いや、デビット・プリペイドは、QUICPay+のマークのお店だけ
QUICPayとQUICPay+の違い:QUICPayはカード型・キーホルダー型で1回2万円まで、クレジットカードにつながる。QUICPay+はApple Pay・Google Payで、上限はカード会社が決め、デビット・プリペイドもつながる。2万円をこえるのはQUICPay+のマークのお店だけ
QUICPayとQUICPay+の違い(なにとくで作成)

レジでの伝え方

  1. レジにQUICPayのマークがあるか確かめます
  2. 「クイックペイで」と伝えます(セルフレジでは「電子マネー」から「QUICPay」を選ぶことが多いです)
  3. カードかスマホを読み取り機にかざして、「クイックペイ」という音が鳴るまでそのままにします

QUICPayの公式サイトでも、「決済音が鳴るまでかざしたままにしてください」と案内されています。すぐに離すと、支払いが終わらないことがあります。

どのカードで使える?スマホに入れるとQUICPayになる?

カード型のQUICPayは、QUICPayのマークが付いたカードや、カード会社が出しているキーホルダー型などで使います。いまは、クレジットカードをスマホ(Apple Pay・Google Pay)に入れて使う形が中心です。

ここで分かりにくいのが、スマホに入れたときにQUICPayになるか、iDになるかです。これはカード会社によって決まっていて、自分では選べません。

  • QUICPayになることが多い:JCBのカード、楽天カード、セゾンカードなど
  • iDになることが多い:三井住友カード、dカードなど(くわしくはiDとは?で)

カードによっては、同じスマホでVisa・JCBなどのタッチ決済も使えます。その場合は、レジで「クイックペイで」と伝えるか、「クレジットで」(タッチ決済)と伝えるかで、どちらで支払うかが決まります。たとえば楽天カードは、Google Payに入れるとQUICPayとタッチ決済の両方を使えます(くわしくは楽天カードをスマホで支払う方法で)。

スマホに入れるとQUICPayになるかiDになるかはカード会社が決める。QUICPayになることが多いのはJCBのカード・楽天カード・セゾンカードなど、iDになることが多いのは三井住友カード・dカードなど。カードによってはタッチ決済もいっしょに使え、レジでの伝え方で変わる
スマホに入れると、QUICPayになる?iDになる?(なにとくで作成)

スマホへの入れ方

iPhoneでは、ウォレットアプリにカードを入れます。QUICPayの公式サイトでは、次のように案内されています。

iPhoneで「ウォレット」アプリを起動し、手順に沿ってカードを設定

出典:QUICPay公式「QUICPayをApple Payではじめよう」の「STEP 1」(2026年10月29日に確認)

なにとくから、少しだけ補足です。

  • カードを入れるときに、カード会社の本人の確認(SMSの番号など)があります。カード会社に届けている電話番号のスマホで受け取れるようにしておくと、つまずきにくいです
  • お店では、iPhoneはサイドボタン(またはホームボタン)を2回押して、顔や指紋で確かめてからかざします。Androidは、ふだんは画面のロックを解除しなくてもかざせます(くわしくは下の「よくある質問」で)
  • Androidでは、Google ウォレットにカードを入れるか、カード会社のアプリから設定します(楽天カードのように、カード会社のアプリから入れるものもあります)。おサイフケータイが付いたスマホでないと、QUICPayは使えません

1回にいくらまで支払える?

QUICPayの上限は、QUICPayかQUICPay+かで違います。

  • カード型・キーホルダー型(QUICPay):1回2万円まで
  • スマホ(QUICPay+):カード会社が決めた上限まで。たとえばJCBの案内では、Google Payは1回3万円まで。楽天カードをGoogle Payに入れた場合は、1回29,999円までです

ただし、2万円をこえる支払いができるのは、QUICPay+のマークがあるお店だけです。QUICPayの公式サイトでも「2万円以上のお買い物ができるのは、QUICPay+(クイックペイプラス)対応加盟店のみとなります」と案内されています。QUICPayのマークだけのお店では、スマホでも2万円までになります。

暗証番号は使いません

QUICPayは、暗証番号やサインが要らないしくみです(JCBの案内より)。スマホでは、顔・指紋・パスコードなどで本人を確かめます。

ここがiDとの大きな違いです。iDは、大きな金額(目安は30,001円以上)では、かざしたあとにレジで暗証番号を入れて支払います。QUICPayは暗証番号を使わないかわりに、カード型は2万円まで、それをこえる支払いはQUICPay+のお店でスマホから、という分け方になっています。大きな買い物のときは、カードを差し込んで支払う方法も用意しておくと安心です。

大きな金額のときの違い:QUICPayは暗証番号を使わず、カード型は2万円まで、スマホ(QUICPay+)ならQUICPay+のマークのお店で2万円をこえても支払える。iDは目安30,001円以上でかざしたあとにレジで暗証番号。タッチ決済はカードは原則1万円くらいまで、スマホは顔・指紋・ロックの解除で確認
大きな金額のときの、QUICPay・iD・タッチ決済の違い(なにとくで作成)

iD・タッチ決済との違い

QUICPay iD タッチ決済
どこのしくみ? JCB NTTドコモ・フィナンシャルグループ Visa・Mastercard・JCBなどの国際ブランド
レジで伝える 「クイックペイで」 「iDで」 「クレジットで」
大きな金額のとき カード型は2万円まで。スマホはQUICPay+のお店でそれ以上も かざしたあと、レジで暗証番号(目安は30,001円以上) カードは差し込みに切り替え。スマホは顔・指紋などで確認
海外では? 使えない 使えない 使える
電車・バスでは? 乗れない 乗れない 関西の私鉄などで乗れる

3つとも「かざして支払う」動きは同じですが、使えるお店が違います。関西のスーパーでは、QUICPayとiDが使えるお店はほとんど同じで、タッチ決済だけが使えるお店(ライフ・関西スーパー・サンディなど)もあります。くわしくはiDとは?とタッチ決済とは?でまとめています。

QUICPayに入れているカード、ほかのカードと比べると?
よく行くお店を選ぶだけの、かんたん診断 →

関西のスーパーで使えるお店

なにとくで支払い方法を調べている関西のスーパー56チェーンでは、QUICPayが使えるのは30チェーンでした(2026年11月3日の集計)。

お店でこの一覧と違っていたら、ひとこと教えてください

全部のお店の一覧と、ドラッグストアのまとめは、QUICPayが使える関西のスーパーは?56チェーンで調べましたで紹介しています。

QUICPayで支払うと、ポイントは付く?

QUICPayそのものには、ふだん貯まるポイントのしくみはありません。QUICPayで支払うと、つながっているカードのポイントが付きます。そのカードで支払ったときと同じように付くので、率はカードしだいです。

カード会社のキャンペーンでは、スマホでの支払いだけを対象にしたものがあります。たとえばJCBの新規入会の方向けのキャッシュバックでは、Apple Pay・Google Payなどと並んでQUICPayも対象になっています(カードをそのままかざす支払いは対象外)。条件はキャンペーンごとに違うので、よく見てください。最近の流れはタッチ決済とは?(キャンペーンの節)でまとめています。

お店のポイントとの関係は、お店ごとに違います。それぞれのお店の記事でまとめています。

そのカード、ふだんの支払いで1年に何円分?
よく行くお店を選ぶだけの、かんたん診断 →

よくある質問

QUICPayに年会費や手数料はかかりますか?

QUICPayそのものには、年会費や手数料はかかりません。つながっているクレジットカードに年会費があれば、そのカードの年会費はかかります。

QUICPayは海外でも使えますか?

QUICPayは日本の電子マネーなので、海外では使えません。海外では、同じカードのタッチ決済(Visa・Mastercard・JCBなど)を使います。

デビットカードやプリペイドカードでも使えますか?

スマホ(Apple Pay・Google Pay)に入れると、QUICPay+として使えるものがあります。ただし、デビット・プリペイドのQUICPay+は、QUICPay+のマークがあるお店でだけ使えます。

QUICPayとiD、どちらがお得ですか?

どちらで支払っても、付くのはつながっているカードのポイントです。どちらになるかはカード会社で決まるので、「お手持ちのカードがどちらで使えるか」を確かめて、使えるお店で使うのがいちばん簡単です。

Androidで、画面のロックを解除しないと支払えないことはありますか?

ふだんは、ロックを解除しなくても支払えます。JCBの案内では、Google PayのQUICPayは「スリープ状態でも可能」で、電源が入っていなくてもQUICPayのお店では使えるとされています。ただ、同じ案内に「モバイル端末上で本人確認が必要な場合があります」ともあり、まれにロックの解除を求められることがあります。次のようなときは、ロックを解除してからかざしてください。

  • おサイフケータイの設定で、画面ロック中は使えないようにしているとき(機種によって設定の名前が違います)
  • レジで「クレジットで」と伝えて、タッチ決済として支払うとき(タッチ決済は、いつもロックの解除が要ります)
  • スマホのほうで本人の確認を求める画面が出たとき

カードやスマホをなくしたら、どうすればいいですか?

すぐにカード会社へ連絡して止めてもらいます。スマホをなくしたときは、カード会社とあわせて、iPhoneは「探す」、Androidは「デバイスを探す」から使えないようにできます。

まとめ

QUICPay、ここだけ押さえておけば大丈夫です

  • QUICPayはJCBの電子マネー。QUICPayのマークのあるレジで「クイックペイで」と伝えてかざします
  • カード型は1回2万円まで。スマホはQUICPay+で、上限はカード会社しだい
  • 2万円をこえる支払いは、QUICPay+のマークがあるお店だけ
  • 暗証番号やサインは要りません(大きな金額で暗証番号を入れるiDとは違います)
  • スマホに入れてQUICPayになるかiDになるかは、カード会社で決まります

お店ごとの支払い方は、それぞれのお店の記事でまとめています。

参考にした公式ページ

QUICPay・QUICPay+は株式会社ジェーシービーの商標です。Apple Pay・iPhone は Apple Inc. の商標です。Google Pay・Google ウォレットは Google LLC の商標です。なにとくは各社とは関係がありません。

あやの

あやのです。自治体や地域づくり、交通、スーパーなどのお買い物の場で、キャッシュレス決済に関わり続けてきました。レジの向こう側から見てきた経験をいかして、関西を中心に、スーパーやドラッグストアの支払い方を自分で調べてまとめています。調べ方と、決めていること →

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