近鉄の駅の中や駅前にあるファミリーマート。ふつうのファミマと同じように見えますが、じつは近鉄グループの会社が運営しているお店で、近鉄のKIPSポイントが貯まって、そのまま使えます。
この記事では、近鉄の駅のファミマで「KIPSポイントがどう貯まって、どう使えるのか」と、「PiTaPaは使えるのか」を、公式の案内をもとにまとめました。小さな話ですが、近鉄で通勤・通学している方には、毎日のことなので気になるところだと思います。
この記事のまとめ
- 近鉄の駅のファミマ(79店)では、200円(税込)で1ポイントのKIPSポイントが貯まります
- 貯まるのは、KIPSのカードかアプリを見せて現金で支払ったときか、KIPSのクレジットカードで支払ったときです
- いちばんの良さは、貯まったKIPSポイントを1ポイント=1円として、駅のレジでそのまま使えることです
- PiTaPaも使えます。ただしこれは近鉄だからではなく、関西のファミマ全体で使えるためです
近鉄の駅のファミマは「近鉄の会社」のお店です
近鉄の駅にあるファミリーマートの多くは、近鉄グループの近鉄リテーリングという会社が、ファミリーマートの看板で運営しているお店です。近鉄リテーリングの「キンテツファン」というサイトに、運営しているファミマの一覧が載っています。
この一覧には85店が載っていて、そのうち79店にKIPSのマークが付いています(2026年10月20日に、なにとくで数えました)。近鉄の発表でも、KIPSポイントが使える「近鉄エキファミ」またはKのマークがあるファミリーマートは79店舗とされていて、数がそろっています。
駅の外のお店もあります。たとえば、あべのハルカス17階のお店や、天理よろづ相談所病院の中のお店、奈良市の中登美ヶ丘六丁目のお店も対象です。
近鉄沿線のお買い物で、あなたはいくら戻ってくる?
よく行くお店を選ぶだけの、かんたん診断 →
KIPSポイントは、200円で1ポイント貯まります
貯め方はかんたんで、お会計のときにKIPSのカードか、スマホのKIPSアプリのバーコードを見せるだけです。KIPSの公式の加盟店一覧には、近鉄の駅のファミマについて次のように書かれています。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 何円で1ポイント? | 200円(税込)で1ポイント(0.5%) |
| どう支払えば貯まる? | KIPSのカードかアプリを見せて現金で支払う/KIPSのクレジットカードで支払う |
| 見せるものは? | KIPSクレジットカード、KIPSポイントカード、KIPS ICOCAカード、KIPSアプリ(デジタルポイントカード)のどれか |
| ポイントはいつ付く? | その場ではなく、3日後 |
| あとから付けてもらえる? | できません。支払いの前に見せる必要があります |
PayPayやICOCAで支払うと、KIPSポイントは付かないと考えておきましょう
KIPSの公式の一覧で、駅のファミマでポイントが付く支払い方として挙がっているのは、現金とKIPSのクレジットカードだけです。PayPayなどのコード決済、ICOCAやPiTaPa、KIPS以外のクレジットカードで支払うときは、KIPSポイントは付かないと思っておいたほうがよさそうです。
ファミマのポイントとは、一緒に貯められないと思っておきましょう
ファミマでは、dポイント・楽天ポイント・Vポイントのカードを見せてポイントを貯められます。ただ、KIPSの公式の案内には「他のポイントカードと併用できない場合がございます」とあり、KIPSのよくある質問でも、ほかのポイントカードとの併用は原則できず、どちらかを選ぶ形とされています。
はっきり「できない」とは書かれていませんが、KIPSとファミマのポイントは、どちらか1つと考えておくのがよさそうです。
持っていない方は、KIPSアプリがいちばん手軽です
KIPSのカードを持っていなくても、KIPSアプリに登録すれば、スマホの中にデジタルのポイントカードが作られて、その日から見せられます。ほかに、現金専用のKIPSポイントカード(発行手数料100円)もあります。なお、KIPS ICOCAカードの新規発行はすでに終わっています。
駅のファミマは、KIPSポイントの使い道のひとつです
200円で1ポイント(0.5%)は、率だけで見るとそれほど高くありません。ふだん還元率1%のクレジットカードを使っている方は、そのカードで支払ったほうが、戻ってくる分は多くなります。
そのかわり、駅のファミマでは貯まったKIPSポイントを、1ポイント=1円として1ポイントから使えます。近鉄電車やKINSHO・ハーベス、近鉄百貨店などで貯まったKIPSポイントを、駅でおにぎりやお茶を買うときに、端数まで使い切れます。毎日通る駅に、ポイントをすぐ使える場所がある、というのがいちばんの良さです。
| 使い方 | 中身 |
|---|---|
| レジでそのまま使う | 近鉄の駅のファミマ、近鉄百貨店、KINSHO・ハーベス、Time’s Place などで、1ポイント=1円から |
| KIPSクーポンに交換 | 500ポイントで500円分。近鉄グループの多くのお店・施設で使える |
| 電気代・ガス代にあてる | 関西電力のはぴeポイント、中部電力ミライズのカテエネポイントに100ポイント単位で交換できる(2024年12月18日から) |
有効期限は、その年(1月1日〜12月31日)に貯まった分が、翌々年の1月15日までです。駅のファミマで少しずつ使っていれば、期限を気にすることはまずありません。
どのお店が対象? 見分け方は「K」のマーク
対象は、近鉄の駅にある「近鉄エキファミ」か、「K」のマークが付いたファミリーマートです。大阪阿部野橋・大阪難波・大阪上本町・鶴橋・布施・近鉄奈良・大和西大寺・京都・近鉄名古屋・宇治山田など、大きな駅にはだいたいあります。
ただし、同じ近鉄の駅でも例外があります。
- 布施駅4階 奈良線ホームのお店は対象外です(KIPSの公式の一覧に書かれています)。店員さんのいない、無人決済のお店です
- 四日市駅前ふれあいモールのお店は、KIPSは対象ですが、店舗一覧にPiTaPaのマークがありません
- 近鉄の駅にない、ふつうのファミリーマートでは、KIPSポイントを見せて貯めたり使ったりはできません(KIPSのクレジットカードで支払えば、クレジットの分のKIPSポイントは付きます)
駅のまわりのスーパーでは、何で支払える?
駅の名前で探せる、お店さがし →
PiTaPaも使えます。でも、それはファミマ全体の話です
近鉄の駅のファミマでは、PiTaPaで支払えます。ただ、これは「近鉄のお店だから」ではありません。ファミリーマートは2014年9月30日から、大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀の全店でPiTaPaを使えるようにしています。駅の外のファミマでも同じように使えます。
おもしろいのは、同じ近鉄グループの近商ストア(KINSHO・ハーベス)では、反対にPiTaPaが使えないことです。近商ストアの公式サイトに、はっきりそう書かれています。ICOCAなどの交通系ICは使えるのに、PiTaPaだけが使えません。

PiTaPaは、電車に乗るときと、お店で支払うときとで、別々のしくみになっています。お店で使えるのは、PiTaPaの加盟店になったお店だけです。近鉄がPiTaPaを出している会社のひとつでも、グループのお店すべてで使えるわけではない、ということですね。
なお、駅のファミマでPiTaPaで支払っても、KIPSポイントは付かないと考えておきましょう(上のとおり、付くのは現金とKIPSのクレジットカードです)。PiTaPaで貯まるのは、KIPS PiTaPaカードで近鉄電車に乗ったときで、運賃220円(税込)につき1ポイントです。電車で貯めて、駅のファミマで使う、という回し方ができます。
ちなみに、ファミマはJCBのコード決済のしくみ「Smart Code」にも対応しています。Smart Codeのお店では、JR西日本のWesmo!や、2026年10月20日に始まったJR東日本のteppayも使えるので、近鉄の駅のファミマでもJRのコード決済が使えます。ただ、お店によって取り扱いのない場合もあるので、念のため、ほかの支払い方も用意しておくと安心です。
PiTaPaのしくみについては、PiTaPaの記事でくわしくまとめています。
よくある質問
近鉄の駅にあるファミマなら、どこでもKIPSポイントが貯まりますか?
ほとんどのお店で貯まりますが、布施駅4階 奈良線ホームのお店は対象外です。「近鉄エキファミ」か「K」のマークを目印にしてください。
PayPayで支払っても、KIPSポイントは貯まりますか?
KIPSの公式の一覧では、駅のファミマでポイントが付くのは、現金(KIPSのカードかアプリを見せる)とKIPSのクレジットカードだけです。PayPayなどで支払うときは、付かないと考えておきましょう。
KIPSのカードを持っていません。どうすればいいですか?
KIPSアプリに登録すれば、スマホでデジタルのポイントカードが使えます。カードを作らなくても、その日から貯められます。
ふつうのファミマでもKIPSポイントは使えますか?
使えません。KIPSポイントをレジで使えるのは、近鉄の駅にあるファミマ(KIPSの対象のお店)だけです。
ふだんのお店に合うカードは、どれ?
3分のかんたん診断で、金額が出ます →
まとめ
近鉄の駅のファミマは、見た目はふつうのファミマでも、中身は近鉄グループのお店です。KIPSのカードかアプリを見せて現金で支払うか、KIPSのクレジットカードで支払うと、200円で1ポイントのKIPSポイントが貯まります。
率は控えめですが、貯まったKIPSポイントを1ポイントから駅のレジで使えるのが、このお店のいちばんの良さです。近鉄電車やKINSHO・ハーベスで貯めたポイントの使い道として、覚えておくと便利です。
PiTaPaも使えますが、それは関西のファミマ全体で使えるからで、同じ近鉄グループの近商ストアでは使えません。「同じグループだから同じように使える」とは限らないのが、支払いのおもしろいところです。
お店で試してみて、この記事と違うところがあったら、ひとこと教えていただけるとうれしいです。
ほかのお店の支払い方法を探す
スーパー・ドラッグストアの支払い方法がわかる、お店さがし →
参考にした公式ページ
- KIPSポイント加盟店(ショッピング)(駅のファミマの付与率・ポイントが付く支払い方・布施駅の店が対象外であること。2026年10月20日に確認)
- キンテツファン(近鉄リテーリング)「ファミリーマート」店舗一覧(対象のお店と、KIPS・PiTaPaのマーク。2026年10月20日に確認)
- 近鉄グループホールディングス「使えるお店、ポイント交換先の拡大でKIPSアプリがさらに便利になります」(79店舗・KIPSアプリ・はぴeポイント交換。2024年12月12日発表)
- KIPSポイントをつかう(1ポイントから使えるお店・有効期限)
- KIPSポイントサービスのよくあるご質問(ほかのポイントカードとの併用)
- ファミリーマート「近畿2府4県のファミリーマート店舗でPiTaPaを導入します」(2014年9月10日発表)
- ファミリーマート「バーコード決済」(スマートコードに対応していること)
- JCB「JR東日本の『teppay』が10月20日(火)より全国のSmart Code加盟店で利用可能に」(2026年10月20日発表)
- 近商ストア「サービス」(PiTaPaが使えないこと)


この記事へのコメント