クレジットカードの国際ブランドとは?VISA・JCB・Masterの違いと選び方

コラム

クレジットカードを作ろうとしたとき、「VISAとJCBどっちがいいの?」と迷ったことはありませんか?この「VISA」や「JCB」のことを「国際ブランド」といいます。どのブランドを選ぶかで、使えるお店や特典が変わってきます。この記事では、各ブランドの特徴を雑学も交えてやさしく解説し、日本で日常使いするならどれを選べばいいかをお伝えします。

■ 国際ブランドとは何か?国際ブランドとは、クレジットカードの「決済ネットワーク」を提供する会社のことです。楽天カードや三井住友カードなどのカード会社は、このネットワークを借りることで世界中で使えるカードを発行できます。カードの右下に印刷されているロゴがブランドのマークです。そのロゴが「使えるお店の範囲」を決めています。

■ 日本国内のシェア市場調査会社イプソスの調査(2020年)によると、日本国内の国際ブランド別シェアは以下の通りです。・VISA:約50.8%・JCB:約28.0%・Mastercard:約17.8%VISAとJCBだけで約8割を占めており、日本ではこの2ブランドがあれば困ることはほぼありません。

■ 各ブランドの特徴と雑学

【VISA(ビザ)】世界シェア約39%(2025年)を誇る、世界最大の国際ブランドです。1958年にアメリカのバンク・オブ・アメリカが生み出したのが始まりで、現在は世界200以上の国と地域で使われています。VISAは自社でカードを発行せず、各国のカード会社にライセンスを提供するというユニークなビジネスモデルを採っています。

▶ こんな人におすすめ・とにかくどこでも使いたい方・海外旅行に行くことがある方・はじめての1枚に迷っている方

【Mastercard(マスターカード)】VISAに次ぐ世界第2位のブランドです。1966年にアメリカの複数の銀行が共同で設立したのが始まりで、特にヨーロッパでの普及率が高く「ヨーロッパに強い」と言われています。日本国内での使い勝手はVISAとほぼ同等です。

▶ こんな人におすすめ・ヨーロッパに旅行する機会がある方・VISAと2枚持ちでカバー範囲を広げたい方

【JCB(ジェーシービー)】1961年に日本で生まれた、唯一の日本発国際ブランドです。JCBとはJapan Credit Bureauの略で、日本企業が世界に展開している数少ない決済ネットワークの一つです。国内加盟店は非常に多く、日本での日常使いに最も強いブランドといえます。また、ハワイや台湾など日本人に人気の観光地でも普及しており、ハワイではJCBカードを提示するだけでワイキキ・トロリーのピンクラインに無料乗車できる特典があることでも知られています。海外でトラブルがあった場合、日本語でサポートを受けられる点も安心です。

▶ こんな人におすすめ・日本国内をメインに使う方・VISAのサブカードとしてJCBも持ちたい方・ハワイや台湾など日本人向け観光地によく行く方

【American Express(アメリカン・エキスプレス)】「アメックス」の愛称で知られる、ステータス系ブランドの代表格です。もともと郵便や輸送業からスタートし、旅行者向けのサービスとしてクレジットカード事業に参入した歴史があります。旅行・ホテル・レストランなどの豪華な特典が充実している一方、年会費が高めで一部使えないお店があるのが難点です。スマートフォンアプリの使いやすさという点では、VISAやJCBと比べると慣れが必要な面もあります。

▶ こんな人におすすめ・旅行や出張が多く、ラウンジなどの特典を使いたい方・ステータスを重視する方【Diners Club(ダイナースクラブ)】世界で最初に誕生したクレジットカードブランドです。1950年、ニューヨークでの食事の際に財布を忘れた実業家が「カードがあればツケ払いができる」と考えたのが誕生のきっかけという有名な逸話があります。現在は富裕層向けのプレミアムブランドとして知られており、加盟店はやや少なめです。

■ 結論:日本ではVISA+JCBの2枚持ちが最強日本での日常使いを考えると、以下の組み合わせがおすすめです。メイン:VISA(例:楽天カード VISA・三井住友カードNL)サブ:JCB(例:JCBカードW・JCBカードS)VISAは国内外で最も広く使え、JCBは日本国内の加盟店が非常に多く、さらにJCB独自の優待・特典も使えます。この2枚を持つことで、日常のあらゆる支払いをカバーできます。Mastercardは世界第2位のブランドですが、日本国内ではVISAとほぼ同等のため、2枚目にVISAを選ぶかMastercardを選ぶかはどちらでも問題ありません。American ExpressやDiners Clubは特典が豪華な反面、年会費が高く加盟店もやや少ないため、まずはVISA+JCBで始めるのが現実的です。

■ まとめ・日本シェアはVISA約51%・JCB約28%・Mastercard約18%・VISAは世界最大・どこでも使える安心感・JCBは日本生まれ・国内加盟店が豊富・独自特典あり・Mastercardはヨーロッパに強い・国内はVISAと同等・AMEXは特典豪華だが年会費高め・加盟店はやや少なめ・日本での日常使いはVISA+JCBの2枚持ちがおすすめ

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